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日本が示唆する「混乱は一時的なものではない」という現実日本がこうした動きを見せているのは、東京がホルムズ海峡問題をもはや「ヘッドライン・リスク(市場を揺るがすリスク)」として扱っていないからだ。現在は、現実の供給問題として捉えている。日本の製油所は今月、稼働率を67.7%に引き下げた。これは6月以来の低水準であり、経済産業省によると、国内の総在庫は依然として多いものの、地域的な供給の逼迫が見られ始めているという。日本は石油の約95%をペルシャ湾から輸入しており、すでに約50日分の備蓄を放出済みだ。現在は、輸入量の半分以上をホルムズ海峡経由から迂回させ、米国産原油の到着量を大幅に増やす試みを進める一方で、5月からさらに20日分の備蓄を放出しようとしている。これは、供給混乱が市場の最初の楽観ムードよりも長く続く可能性があると考えている政府が、時間稼ぎをしているということだ。 だからこそ、これは極めて異例のことなのである。日本は1978年のオイルショック後に備蓄制度を構築したが、IEAによる今回の協調的な放出は、同機関が1974年に設立されて以来、わずか6回目となる緊急の共同放出に過ぎない。
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x.com石原順(西山孝四郎)
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